結婚相談所経営は難しい?開業しても儲からない?【フランチャイズ】

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高野 智弘結婚相談所の集客コンサルタント
結婚相談所のネット集客が得意。Webマーケティング企業「株式会社SUNCORE」代表取締役。200社以上の結婚相談所を支援し、売上アップや会員獲得の仕組みづくりをサポートしてきました。結婚相談所オーナー・カウンセラー向けにオンラインセミナーも開催しており、累計参加者は400名を突破。YouTubeチャンネル「結婚相談所の集客チャンネル」では、売上最大化のノウハウを発信中です。テレ朝系の報道番組「ABEMA Prime」に出演。

「結婚相談所って経営が難しいんでしょ?」
「開業しても儲からないって聞いた…」
「フランチャイズに加盟しても全然うまくいかないらしいよ」

そんな不安を感じて、結婚相談所の開業を迷っていませんか?

せっかく100万円近く投資して開業しても、会員が集まらず、数ヶ月で廃業……。そんな最悪の結果は、誰だって避けたいはずです。

「1人でも多くの幸せな家庭をつくりたい」
「でも、自分自身もちゃんと収入を得て、経済的に豊かになりたい」

――その両方を叶えるのが、結婚相談所というビジネスです。

本記事では、これまで200社以上の結婚相談所を集客支援してきた高野が、結婚相談所経営の難易度や、未経験からでも月商100万円稼ぐコツを徹底解説します。

ビジネス初心者やカウンセラー未経験の方、「自分にできるのか不安…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

結婚相談所経営は難しい?

結婚相談所の経営は、初心者にとってやさしいビジネスモデルです。少なくとも、他の業種と比べれば、シンプルで始めやすい仕組みが整っていると言えます。

なぜなら、経営者が担うべき役割が、他業種に比べて圧倒的に少ないからです。

一般的なビジネスでは、「集客」「商品開発」「マネジメント」「採用」など複数の業務が必要ですが、結婚相談所では「集客」さえできれば事業として成立します。人材を雇わず一人で始めるケースが多いため、マネジメントや採用は不要です。さらに、IBJやTMSといった大手に加盟すれば、仕組み化された「会員ネットワーク=商品」が利用できるため、自分で商品開発を行う必要もほとんどありません。

とはいえ、「集客に苦戦している結婚相談所が多い」のもまた事実です。200社以上の結婚相談所の相談に乗ってきた経験から言えば、全体の9割は月に1人の会員すら獲得できていません。集客に苦戦する主な原因は、ビジネスやマーケティングの知識がないまま開業してしまうケースが多いためです。

しかし、正しい方向性で集客をコツコツと積み上げていけば、未経験でも月商100万円を超えることは十分に可能です。

結婚相談所の経営は、決して難しくありません。軌道に乗れば、「人の幸せをつなぐ」というやりがいを感じながら、会社員時代の2倍以上の収入を実現するチャンスがあります。

結婚相談所を開業しても儲からない?

「結婚相談所は儲からない」と思っている方もいるかもしれませんが、実は儲かるチャンスが大きいビジネスです。

結婚相談所が儲かりやすいと言える理由は3つあります。

  • 理由①:顧客単価が高い  
  • 理由②:ライバルが弱い  
  • 理由③:すでに優れた商品が用意されている

1つ目は、顧客単価が高いことです。結婚相談所のLTV(会員1名あたりの売上)は30万円程度です。初期費用10万円、月会費2万円×10ヶ月、成婚料10万円とすれば、それだけで1人あたりの売上は40万円になります。  

一方、ネットショップやせどりなどの物販では、1件あたりの売上は5,000円程度が多く、生活費を稼ぐには月50件以上の販売が必要です。  

結婚相談所なら月に1人の入会でも生活が成り立つため、再現性の高いビジネスモデルと言えます。

2つ目の理由は、ライバルが弱いことです。現在、全国には5,000社以上の結婚相談所がありますが、その9割以上がビジネスやマーケティングの未経験者です。  

「なんとなくInstagramをやっている」「連盟に紹介されたからLINEを始めた」など、正しい集客戦略を理解していない相談所も多く見受けられます。数字に基づいた戦略的・論理的なマーケティングを実践している結婚相談所はごくわずかです。  

あなたがマーケティングを学んで仕組みをつくれば、上位10%に入ることも夢ではありません。

そして3つ目の理由は、すでに優れた商品が用意されていることです。IBJやTMSなどの連盟に加盟すれば、経験ゼロでも30年選手の結婚相談所と同じ会員ネットワーク(=商品)をそのまま利用できます。  

もちろん差別化のために、追加のサポートや独自の魅力を加える必要はありますが、それは決して難しいことではありません。たとえば、弊社SUNCOREの「結婚相談所のホームページ制作」では、ホームページ制作と併せて「あなたの強みを活かした商品づくり」もご提案しています。  

婚活者の悩みやニーズを丁寧に拾えば、有益なサポート体制は自然と整えられます。

もちろん、「儲かっていない結婚相談所がある」のも事実です。開業したからといって、誰でも簡単に稼げるわけではありません。  

ただ、儲かっていない結婚相談所には明確な共通点があります。「結婚相談所開業で儲からない人の特徴7選」をご覧ください。この7つを反面教師にすれば、2025年以降に開業しても十分に成功するチャンスがあります。

結婚相談所開業で儲からない人の特徴7選

200社以上の結婚相談所に集客支援をしてきた結論として、経済的に苦戦する結婚相談所には7つの特徴があります。

会員獲得の公式を知らない、もしくは実践していない

結婚相談所で稼ぐには、「会員獲得の公式」を理解し、改善を続けることが不可欠です。

公式を知らないままでは、どこで集客がつまずいているのかが分からず、感覚や運任せの施策しか打てないからです。たとえば、「ブログを更新しているのに反応がない…」「SNSでリアクションはあるのに入会につながらない…」などの悩みも、ボトルネックを数値で見極められないと対処できません。

<ネット集客における会員獲得の公式>

会員獲得数 =
①IMP(SNS・YouTube等の表示回数)×
②CTR(SNS・YouTube等からホームページへのクリック率)×
③CVR(ホームページからのお問い合わせ率)×
④面談参加率(お問い合わせ後に無料カウンセリングを実施した割合)×
⑤入会率(無料カウンセリング参加者の成約率)

このように分解することで、「どこを改善すれば入会が増えるか」が明確になり、正しい打ち手を選ぶことができます。

なんとなくInstagramを更新したり、ブログを書いたりしても、結果にはつながりません。まずはこの公式を軸に、数字で集客を見直すことが、儲かる結婚相談所への第一歩です。

他社と差別化できていない

「どこにでもありそうな結婚相談所」では選ばれません。サービス内容・料金・サポート内容などが他社と似通っていれば、価格競争に巻き込まれるだけです。

代表カウンセラー自身が、自社の強みや他社との違いを言語化できていないことがよくある失敗パターンです。自分で言葉にできないものは、お客様に伝わるはずがありません。

まずは「うちの結婚相談所は他と比べて、どんな人に、どう役立つのか?」を明確に説明できるようになりましょう。

価格を下げてしまっている

集客に苦戦していると、つい価格を下げてしまいがちですが、これは最悪の選択です。

価格は「価値の見せ方」で決まります。たとえ開業したばかりでも、「この結婚相談所なら素敵なパートナーに出会えるかも」とワクワクさせるような印象があれば、人は高いお金を払ってでも入会します。

大事なのは中身の良さよりも、「この価格で、このサポート体制なら納得」と感じてもらえるか。実際のサポート以上に、見せ方・伝え方の工夫が重要です。

本気でやっていない

副業でも開業できる手軽さから、軽い気持ちで始める方も多いですが、「副業感覚」のままでは結果は出ません。

たとえば、サラリーマンの方が仕事後に30分だけ作業する、本業の合間にちょこっとSNSを触る……そんな状態では月5万円稼ぐのがやっとです。

逆に、本気で向き合えば、年収1,000万円も現実的です。特に月30万円を超えると、カウンセラー業務の外注や広告投資ができ、負担がグッと減ります。

つまり、最初の仕組み作りのフェーズこそが最もハード。ここを乗り越えられるかどうかが、儲かるかどうかの分かれ道です。

そもそもカウンセラー業に向いていない

結婚相談所のカウンセラーは、誰でもできるように見えますが、当然ながら向き不向きがあります。

向いていない人の特徴は、「好きで楽しくやっている」ことに満足してしまい、お客様に価値を提供できているかを見失っていることです。

結婚相談所は、お客様の人生を左右するサービスです。お客様視点に立ち、「この人に任せたい」と思われる存在になれるかが大切です。

「やりたいこと」優先で、ニーズを無視している

結婚相談所で成功したいなら、「やりたいこと」ではなく「求められていること」から逆算する姿勢が必要です。

結婚相談所はビジネスであり、自己満足ではなく顧客のニーズに応えることが求められるからです。「こんな人を応援したい」という想いがあっても、市場のニーズと一致していなければ集客できず、継続的な売上にはつながりません。

たとえば、「猫好き同士をマッチングしたい」「50代向けの相談所にしたい」など、自分のこだわりを軸に立ち上げた結果、誰にも刺さらず廃業したケースも実際にありました。一方で、最初はピンとこなかったジャンルでも、「恋愛経験ゼロの男性向け」など、実は自分に強みがある領域で軌道に乗った事例もあります。

結婚相談所で成果を上げているカウンセラーは、想いや理想に固執せず、柔軟に市場と向き合っています。「誰にどんな価値を提供できるか?」を常に考えることが成功のカギです。

カウンセラー同士で交流しすぎている

開業初期は人脈作りも大切に思えますが、カウンセラー同士の交流は慎重になるべきです。とくに集客のアドバイスを参考にしてしまうと、かえって遠回りになります。

結婚相談所の業界では、9割以上のカウンセラーが集客に苦戦しています。たとえ専業で結婚相談所を運営している人でも、再現性のあるマーケティング施策が確立できているケースはごくわずかです。多くは連盟に依存した集客や、たまたまの人脈・紹介によってなんとかやり繰りしている状況です。

開業したばかりだと、つい先輩カウンセラーにいろいろと相談したくなる気持ちは分かります。たしかに、連盟のシステムの使い方やカウンセラー業務の進め方など、実務面でのアドバイスをもらうのは有効です。ただし、集客やマーケティングに関しては、絶対に鵜呑みにしてはいけません。 多くの人が結果を出せていない施策を真似しても、同じように成果が出ないのは当然です。

カウンセラー同士の交流は最小限にとどめ、その時間をマーケティングの勉強や施策の実行に充てましょう。実際、私が支援している年商1,000万円〜1億円規模の結婚相談所の経営者たちは、「カウンセラー同士の交流はほとんどしていない」と口を揃えて言います。結果を出すためには、正しい知識と戦略的な行動が何より重要です。

【事例】結婚相談所で月100万円を稼ぐ5ステップ

知識ゼロ・経験ゼロから結婚相談所を開業して、最短で月商100万円を達成するための流れを解説します。

手順①:コンセプト設計を行う

コンセプト設計とは、あなたの結婚相談所が「誰に」「どんな価値を」「どうやって提供するか」を明確に定義することです。これがあいまいだと、集客方法がブレて、誰にも刺さらないホームページや発信になってしまいます。

まずは「ターゲット」「自社の強み」「他社との違い」「サポート内容」の4つを明確にしましょう。

実際、うまくいっていない結婚相談所の98%は、この設計が不十分です。結果として「他社と違いがわからない、ありがちな相談所」になり、選ばれません。

コンセプト設計がよく分からない方、集客につながる設計をプロに作ってほしい方は、SUNCOREの「結婚相談所のホームページ制作」にお任せください。Webマーケティング会社を経営する高野が1対1で徹底サポート。200名以上の開業者を支援してきた実績をもとに、あなたならではの”勝ち筋”を一緒に設計します。

手順②:高価格帯にするために、サポート内容を充実させる

売上を上げる方法は、たった2つしかありません。「会員数を増やす」or「単価を上げる」のどちらかです。

まずは、すべてのビジネスに共通する基本の公式を確認しましょう。

売上 = 会員数 × 会員1名あたりの単価(LTV)

個人経営の結婚相談所では「単価を上げる」ほうが圧倒的に現実的です。というのも、会員数を安定して増やし続けるには、多額の広告費や大きな人的リソースが必要になるからです。

特に、低価格帯で勝負するのは非常にリスクが高い戦略です。なぜなら、価格競争に巻き込まれると、資本力のある大手が有利になってしまうからです。

有名なマーケターたちも、以下のように「高単価の重要性」を強調しています。

神田昌典(マーケティングコンサルタント)
 「個人や中小企業の成功には“高単価で熱狂的なファン”が不可欠」

マイケル・ポーター(経営学者)
 「価格競争に巻き込まれたら、いずれ誰もが負ける」

ダン・ケネディ(マーケティングの巨匠)
 「小規模事業者にとって、高価格は最強の武器。低価格で勝てるのは、ごく一部の資本力のある企業だけだ」

実際に「高単価の結婚相談所」と「低単価の結婚相談所」を比較すると、月商100万円を目指すうえで必要な入会者数が2倍も違うことが分かります(成婚率25%、平均在籍期間10ヶ月で試算)。

なお、以下は「成婚率25%」かつ「平均在籍期間10ヶ月」を想定しています。

高単価低単価
初期費用20万円9万円
月会費2.5万円1万円
お見合い料無料無料
成婚料25万円20万円
LTV
(会員1名あたりの売上)
約51万円約24万円
月商100万円に
必要な入会者数
月2名月4名

単価を上げると、客層の質も向上しやすくなります。価格だけで相談所を選ぶ方の中には、「クレームが多い」「成婚しづらい」など、対応が難しいケースが多くなりがちです。高価格帯にすることで、あなた自身も精神的に余裕を持ちながら、より丁寧なサポートに集中できます。

もちろん、価格を上げるには「それだけの価値」が必要です。他の相談所と比べて、どのような違いを打ち出せるか。効果的なサポート体制を構築できるかがカギになります。

商品設計に悩んでいる方は、SUNCOREの「結婚相談所のホームページ制作」をご活用ください。コンセプト設計から価格戦略、商品づくりまで、あなたの強みを引き出しながら一緒に考えていきます。

手順③:会員獲得の公式&コンセプト設計をもとに、集客施策を決める

ここで言う「集客施策」とは、ホームページに見込み客を呼び込むための手段を指します。どれほど魅力的なホームページを作っても、そもそも人に見られなければ意味がありません。

実際、会員が増えない一番の原因は、「ホームページが見られていないこと」です。

最適な集客施策を選ぶには、「会員獲得の公式」と「コンセプト設計」が欠かせません。

「会員獲得の公式」を理解していないと、集客〜入会までのどこに課題があるのかが把握できず、改善の方向性が定まりません。たとえば、「ホームページのアクセス数が少ない」「SNSでターゲット層に届いていない」「問い合わせが来ても成約につながらない」など、問題の原因によって取るべき対策は大きく変わります。

「コンセプト設計」があいまいだと、誰に向けた相談所なのかが伝わらず、すべての発信内容がぼんやりしてしまいます。結果として、「自分向けじゃないな」とスルーされ、問い合わせや入会にはつながりません。

以下のような、なんとなくの判断で集客施策を選ぶのはNGです。
「知り合いの相談所がInstagramをやっているから」
「YouTubeが流行っているから、自分もやってみる」

SNSやチラシを作る前に、まずは戦略の土台を固めることが重要です。SUNCOREでは、あなたのターゲットや強みに合わせて、最適な集客チャネルを戦略的に設計します。

手順④:ホームページ制作にお金と時間をかける

「まずは格安でホームページを作って、軌道に乗ったらリニューアルすればいい」と考える方も多いですが、非常に危険な思考です。

結婚相談所の開業はスモールスタートが基本とはいえ、ホームページだけは別。ネット集客の要であり、ホームページ制作に投資を惜しむと、どんな施策も十分な効果を発揮しません。

特に、連盟から紹介される制作会社に任せると、他社と似たようなテンプレートで作られることが多く、独自性が出せません。価格は安くても、商品開発やマーケティングの相談には対応してくれないのが現実です。

その結果、「これでは集客できない…」と開業から数ヶ月でリニューアルのご相談いただくケースが後を絶ちません。

だからこそ、開業前の段階から“集客できるホームページ”にしっかり投資することが、成功への最短ルートです。SUNCOREでは、開業前から中長期の集客を見据えたホームページを設計・制作しています。

手順⑤:集客施策を6ヶ月以上継続する

集客は、短期で結果が出るほど甘くありません。最低でも6ヶ月は継続しましょう。

なぜなら、結婚相談所の集客は「認知→信頼→問い合わせ→無料相談→入会」と、いくつものステップを踏むからです。

どれだけ良い施策でも、1ヶ月やそこらで成果が出ることはまずありません。特にSNSやSEO、YouTubeなどの「資産型メディア」は、反応が出るまでに時間がかかるのが当たり前です。

実際、開業直後の多くの方が「本気で1ヶ月頑張ったのに、全然反応がない…」と悩みますが、それはまだスタート地点に立ったにすぎません。逆に言えば、6ヶ月ほど地道に努力すれば、「自動的に集客が回り続ける仕組み」をつくれる可能性があります。ここで踏ん張れるかどうかが、成功を左右します。

「すぐに成果が出ないのは当然」と捉え、半年以上の視野で取り組むことが、結婚相談所経営を軌道に乗せるカギなのです。

結婚相談所を開業するなら、マーケティング戦略に強いホームページ制作

結婚相談所は、正しい方法で取り組めば再現性が高く、利益率の高いビジネスです。

しかし現実には、全国に5,000社以上ある結婚相談所の9割が「会員が集まらない…」という課題に悩み、成果を出せずにいます。

儲からない最大の原因は、「集客の仕組みがないこと」に尽きます。

SUNCOREのホームページ制作は、見た目のデザインだけでなく、開業当初から成果につながるマーケティング設計とSEO対策をセットで提供しています。選んだデザインに応じて表現の自由度や印象の違いはありますが、どのデザインを選んでも「集客できる構成」になるよう設計しました。

ただホームページを作るのではなく、「どの集客方法が効果的か」「誰に何をどう届けるか」といった戦略設計まで一緒に行うことで、会員獲得の成功率が大きく向上します。

結婚相談所の開業を検討中の方や、すでに開業していて集客にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの強みを活かし、長く続く結婚相談所経営の第一歩をサポートします。